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骨粗しょう症 (2006/03/03)
 2月25日慶応大学病院のスポーツクリニックの岩本 潤先生の講演を拝聴しました。先生は巨人の桑田、オリックスの清原、ヤクルトの古田などの診察をしたとのことでした。
骨密度は女性は閉経になる50才位から、男性は男性ホルモンの低下する70才位から低下してきます。低下すると脊椎や大腿骨の骨折を招き、それが原因で急速な体力低下を来たすことがあります。
予防するには日頃から歩いたり、体操などの運動を心がけ、牛乳、チーズ、小魚などカルシウムを多く含んだ食事を心掛ける必要があります。
薬物療法はビスホスホネート製剤(アクトネル、ダイドロネルなど)を中心にビタミンD製剤(ワンアルファー、アルファロール)ビタミンK製剤(グラケー)カルシウムの内服および注射を組み合わせると効果的とのことでした。
女性が90%と多い疾患ですので、元気のいい時から牛乳を1日100-200ml摂取し、ちりめんじゃこやいりこ等の小魚を多く摂って、1日30-40分の速歩、体操、水泳などの運動をして下さい。但し乳製品を多く摂ると乳がんになりやすいので乳がん検診も受けるようにしましょう。
当院でも骨密度の測定や腰椎のX線検査は施行しております。
A:骨粗しょう症で12番目の胸椎が圧迫骨折している方です。症状は腰痛と胸やけです。
B:骨粗しょう症で腰椎変形症の方です。ほぼ正方形の椎体が長方形で、いびつな形に変形しています。
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