ストレスの多い50-60才代の人に難治性の疾患です。疲労がたまっている時によく見られます。その為、安静にすることが基本です。
私がすすめる治療法は健康保険の使える治療法(A)と使えない治療法(B)を組み合わせる方法です。
ステロイド剤の大量(プレドニン200mg)点滴を3日間行います。4日目来院された時に効果があったかどうか尋ねます。
A.効果があると答えられた方は更に4日間この療法を続けます。(保険適応)
B.効果がないと答えられた方は76%ウログラフィンを4-7日投与する方法。(自費)
宮崎医科大学名誉教授の森満保先生はこの方法で著効率10%、有効率65%、無効率25%と報告されています。この方法は保険が効かないので1日2000円かかります。但し、最初からこの方法を行う場合は初診時4000円必要です。
治療効果は発症から早い程有効と云われていますが、3ケ月以内なら行ってみる価値があると考えています。
但し、めまいを伴う人は治療効果が期待できませんので行いません。また、糖尿病の方はステロイドの大量点滴ができませんのでB.のウログラフィン療法になります。しかし、ウログラフィンはくも膜下出血、脳出血、脳梗塞にかかった人およびヨード過敏症の方は行わないつもりです。但し、患者さんが希望された時には、ステロイド剤を併用しながら行なってみたいと思っています。
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